スポーツ整形外科
スポーツ整形外科
私自身もスポーツが好きで、少年野球、少林寺拳法、アルペンスキーに打ち込み和歌山県代表として、国体にも出場しました。
さらに、私自身も生傷はもちろん、反復性肩関節脱臼や前十字靭帯断裂で手術歴があります。
幼少期からスポーツを続ける中で、生涯スポーツに関わる仕事がしたいと思い、運動器診療を通じて、生涯スポーツに携わることができるスポーツドクター・整形外科医を志しました。
先のオリンピック“TOKYO 2020”大会では、会場ドクターとして大会のサポートを行い、現在も、冬季国体スキー競技会の和歌山県選手団の帯同ドクターとして活動しています。
大好きなスポーツを続けたい、どうしても出たい大会に間に合わせたい、3年間・4年間など限られた競技期間を充実して過ごしたい、そんな思いに応えたい。
また、日本医師会認定健康スポーツ医として、アスリートのみならず中高年の生涯スポーツ、スポーツを通して疾病の予防・健康増進にも力を入れて参りたいと考えております。
スポーツ選手・愛好家の患者様を診察・治療する上で、下記の区別が重要です。
発症時期、症状を加味し、目標の大会、復帰へのプロセスなど個々に合わせた治療をご提案いたします。
アスレティックトレーナーと連携し、スポーツに特化した質の高い治療を提供しています。
小中学生~トップアスリートまで、メジャースポーツからマイナースポーツまであらゆる競技・患者様に幅広く対応いたします。
スポーツ障害や怪我のリハビリにおいては、なぜその怪我が起こってしまったのか。身体的な原因はどこにあるのかを丁寧に評価・説明し、身体的な欠点をしっかりカバーできる体つくりを行います。怪我からの回復はもちろんのこと、再発の予防まで、しっかりサポートします。
患部(怪我したところや痛いところ)の治療だけでなく、全身的なリハビリを組み合わせて行います。
また「完全オーダーメイドのインソール」の提供も行っています。
当院のインソールは、ただ足の型に合わせて作るだけのインソールではなく、「動きやすさを向上させるインソール」を作ることが可能です。スタッフがその人が持っているバランスのタイプをしっかりと見極め、細かく調整して作成することで、その人に合った完全オーダーメイドのインソール作成が可能です。バランス能力や動作能力の向上を体感することができます。
医師とセラピスト、トレーナーが連携して、病状を把握し、治療方針を共有することで、治療期間、復帰までの期間についても、休養すべきか、強行での復帰を目指すべきか、それに向けたプロセスを個々に設定できるなど、小さな組織で最大限の成果を発揮します。
成長期で将来の身体を大切にすべきか、プロやそれに準ずるアマチュア競技で“今”この時期が最重要なのか、疾患を治療するだけの整形外科診療に加え、スポーツ整形診療においては、次の試合の重要性、復帰のゴール、根本治療が良いか、対症療法が良いか、などを十分に念頭におく必要があると考えています。
あなたに密着した小さなワンチームで、ともに最善の方法を探しましょう!
上記のようなオーダーメイドの整形外科は、スポーツのみならず、“旬”のある農業の方々や漁師さんにも当てはまると考えております。
みかん、柿、桃、梅農家さん、漁師さんなど、実は、和歌山に多い農業・漁業従事者につながる考えであると考えます。
収穫時期をはじめとする繁忙期までの期間は?治療に専念できる可能性のある農閑期は?
家庭菜園レベルなのか、専業農家なのか?
現場作業が必要か、指示を出すのみでお手伝いしてもらえる人はいるか?
必要なチカラは?可動域は?
など、
怪我や疾患の病状に加え、治療期間・治療時期を加味したオーダーメイドの治療法のご提案が必要と考えております。
→スポーツ選手も農業・漁業従事者も目指すべきゴールは人それぞれであり、個別化した治療が要求され、あらゆる治療選択肢を駆使し、あなたの描く理想の治療に応える努力いたします。
捻挫とは、関節を支持している靭帯が傷むことです。
靭帯の損傷程度によって、
Ⅰ度:靭帯が伸びる程度
Ⅱ度:靭帯の部分断裂
Ⅲ度:靭帯の完全断裂
と定義されています。
筋の収縮する力に、筋繊維が負けてしまった際に、肉離れが起こります。まれに、筋や腱が断裂することがあります。
筋の損傷の程度によって
Ⅰ度:筋細胞の損傷
Ⅱ度:筋繊維の部分断裂
Ⅲ度:筋繊維の完全断裂
に分類されます。
一回の大きな力による通常の骨折とは異なり、骨の同じ部位に繰り返し加わる小さな力によって骨にひびが入ったり、ひびが進行して完全骨折に至った状態を言います。
により生じます。発生要因を検討し、コンディショニングや練習環境の調整など、個々に合った治療計画を立てる必要があります。
応急処置の基本はRICE処置です。RICEとは、
R: Rest(安静)
I: Ice(冷却)
C: Compression(圧迫)
E: Elevation(挙上)
です。RICE処置は、捻挫や肉離れなど、ケガにあたるスポーツ外傷で行います。
オーダーメイドに個別化した治療を提供する上で、当院では、投薬・注射・リハビリテーション・手術加療に加え、
PRP、ハイドロリリース、TENEX、インテレクト、テクノシックス、体外衝撃波
など、豊富な治療選択肢、新たな治療選択肢を準備しております。
整形外科において、多血小板血漿(PRP: Platelet Rich Plasma)は急速に注目を集めている治療です。PRPの治癒効果は血小板により放出される各種成長因子によるものと考えられています。成長因子は様々な組織治癒に関連し、相乗的に作用すると考えられています。
人が本来持っている“治ろうとする力”を高め、治癒を促す再生医療です。
肉離れや骨折などのスポーツ外傷を早期に治癒させたり、なかなか治らない肩・膝のスポーツ障害にアプローチできる治療法です。
スポーツ障害だけでなく、変形性膝関節症などの慢性的な痛みにも効果的な治療であるとの発表も近年報告されています。自身の血液を使用するため、副作用がほとんどないことも大きなメリットです。
癒着した筋膜、圧迫されたり、引っ張られたり、締め付けられたりしている組織や組織や神経に対し、エコーガイド下でピンポイントで局所に生理食塩水(0.1%以下の局所麻酔薬を含む)を注入し、組織を剥離する、組織を包み込むことで、困っていた症状が改善することがわかってきています。
これまで、湿布や痛み止めでしか対処できなかった痛みに対し、積極的にアプローチすることで、即時に痛みをとることが可能となってきています。薬が使いづらい妊娠中・授乳中のお母さんにも有効な治療です。
筋肉の硬い部分を改善する、あるいは、痛みを抑えるのに有効な治療器です。
五十肩、捻挫後などの痛みや硬さの改善など幅広く改善効果が見込めます。
損傷した組織の修復を高め、運動復帰を早める効果が見込めます。
セリエAなどプロのスポーツ現場でも使われています。
足の裏の痛み(足底腱膜炎)やテニス肘(上腕骨外側上顆炎)、なかなか治らないアキレス腱や肩関節の痛みに対して有効とされ、近年医学界で着目されてきています
TENEX TX®システムは、超音波エコーガイド下小切開手術での使用を目的として開発・設計された超音波吸引装置のことをいいます。腱変性部(病変部)などの痛みの原因となる軟部組織や石灰化病変を破砕・乳化・吸引を行うことで治癒を促していきます。また、健常組織への影響を最小限に抑え、低侵襲且つ短時間の手術が可能となるため、従来の方法と比べて回復時間も短くすることができます。