自己紹介 卒後〜角谷整形外科に至るまで
- 2022年10月28日
- お知らせ
こんにちわ。院長の井口です。
まずは自己紹介させていただきます。
開業を半年に控えた現在、今も角谷整形外科に勤務しながら、肩・股関節・スポーツ障害を中心に手術も含め診療にあたらせてもらっています。
本日は、2017年4月現職である角谷整形外科病院に至るまでを紹介いたします。
和歌山医大を卒後、整形外科を志し、卒後臨床研修を終え、医師3年目として救急科に配属されながら医局からの週1の派遣で初めて角谷整形外科で私の師匠である中根先生の肩関節鏡手術に出会います。この時の感動は今でも鮮明であり、少年時代毎日野球に打ち込んでいた私、両肩反復性肩関節脱臼を患う私、にとって元々興味があった分野であり、戦略的かつ正確・丁寧な手術に魅了され、以来私の肩関節外科医への道が始まりました。
とはいえ、医師としては3年目、整形外科医としてはピカピカの1年生です。
右も左も分からず、初めて勤務した和歌山ろうさい病院の6ヶ月間で、手取り足取り、べそをかきながら整形外科の基本の基を学びました。“医局人事”とは面白いもので、その後 2ヶ月だけ大学病院に勤務します。自分の子供の成長を見ても思いますが、1年生の2ヶ月とは本当に大きなもので、現在琴の浦リハビリテーションセンターの宮崎先生のご指導のもと、人工関節の基礎を学びます。本当に貴重な2ヶ月間でした。
少しだけ、物心のついた1年生は紀南病院に配属され、当時寺尾部長のもと、2年4ヶ月田辺での生活を楽しみながら、日々、外傷や変形性関節症をはじめとする整形外科の手術に外来診療に、地域の基幹病院の一員・一人分として、歯車となれるところまで成長させていただきました。
この頃も肩診療への思いは消えないものの、なかなか自身で治療を完結できるには至りません。
本格的に自身で肩関節治療ができるようになったのは、整形外科4年生として勤務した橋本市民病院でした。いわゆる一般整形外科診療は独り立ちして行えるようになり、また後日ご紹介いたしますが、前外側アプローチによる人工股関節置換術とも出会い、エコー診療とも出会い、橋本市民病院での日々は整形外科医としてのターニングポイントであったようにも思います。
アメリカ、オーストラリア、タイなど海外でのcadaver trainingにも多く参加させていただき、いよいよ自身でも肩関節診療、人工股関節手術など専門的な手術・診療ができるようになり、医師として7年目、日本整形外科学会専門医を取得し、更なる研鑽・経験を積み、多くの患者さんの力になれるようと意気込み2017年4月角谷整形外科病院に赴任することになります。
つづく。