自己紹介 角谷整形外科勤務〜現在に至るまで ②
- 2022年10月29日
- お知らせ
手術を含め、多くの患者さんを担当させていただくようになると、週に3枠ある外来枠がいっぱいになります。
術後は、4週間・3ヶ月・6ヶ月・9ヶ月・1年の定期診察、リハビリテーションの進み具合で痛みの改善具合によっては、少なくとも2週間から1ヶ月の間隔で診察させていただきたい。これがなかなか難しくなります。
加えて、新たに肩・股関節の痛みで受診のご予約をいただく方にも2週間(時々3-4週間)とお待ちいただくこともあり、
“すっごく痛かったけど、おかげでピークよりは少しマシになりました。”
なんてことも。。(人の持つ自己治癒力を引き出せたとすれば、まだお許しいただける??かですが、改善なき場合は辛いお時間を過ごしていただくことになります。)
それでも自身のこだわりである機能を重視する“機能診断”において、画像のみで診断したり、湿布や痛み止めだけで治療はできません。
しっかりと同じ手順で理学所見を確認し、患部以外からの影響も加味して診断・治療を行う。
その上で、不必要な手術はしない、必要な手術はためらわない。
圧倒的大多数の手術以外でしか治せない病態の患者さんや、適切な管理を行うことで手術を回避できる患者さん、経過が重要になる患者さんに対し、2週間ごとに診られれば、1週間で診たいのに、3日後に診たいのに、、、とジレンマを抱えることも多くありました。
和歌山では担い手の少ない肩関節鏡手術、リバース型人工関節手術、筋腱靭帯の選択的な温存・正確なインプラント設置にこだわった人工股関節置換術を継続しつつ、よりきめ細やかな理想の診療を提供するには?
と考えたところ、小さな組織で効率を上げることが必要であると考え、自身のクリニック開業を決意いたしました。
整形外科専門医として、あらゆる世代のあらゆる整形外科疾患を地域に密着して診療を行う。
専門分野の診療をより身近に、よりきめ細やかに提供する。
意志統一された小さな組織で、密に連携して診療にあたり、質の高い理想の医療を追求する。
2023年5月、皆様にご支持いただける整形外科クリニックとなれるよう、思いを形にすべく、鋭意準備を進めてまいります。
どうぞ、よろしくお願い致します。